特集|加須カレーが見据える 真の地産地消の先

エコ贔屓(ひいき)特集 埼玉新聞2022年12月21日掲載

※この記事は、埼玉新聞(2022年12月21日)の環境キャンペーン「エコ贔屓(ひいき)特集」に掲載されたものです。
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『A級』ご当地カレー 信頼と循環型農業で

日本人の国民食となったカレーライス。その中でも「ご当地カレー」は、手軽に地方の味が楽しめるとあって人気が高い。一方、作り手側には、地場産のおいしさと地産地消の魅力を一つにまとめて発信したいという思いがある。地域ならではの食材や味付けでまちおこしにつなげる。

埼玉県内一のコメどころ、加須市からご当地カレーの新たな風が吹き始めた。スパイスも地場産にこだわる真の地産地消を目指した「A級グルメ」。加須カレー研究会(中村直樹会長)には農業や飲食業、食品小売業などの会員が顔を揃える。取り組みの面白さや可能性に引かれて人が人を呼び、そのつながりから、ブランド豚のたい肥化や飼料米の栽培といった循環型農業の新しい試みも生まれている。

地元産にこだわり抜いた「加須カレー」(photo by Masafumi Satou)。詳しくは「加須カレー研究会」で検索