※この記事は、公益社団法人浦和法人会の会報第245号(2022年1月1日発行)に掲載されたものです。
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人を幸せにするカリカチュアの世界
似顔絵アーティスト はんだなんださん
新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控える人が増える中、インターネットで受け付ける似顔絵が人気だ。似顔絵アーティストのはんだなんださんは、通常は対面で描くが、写真データや動画をメールなどで送ってもらったり、ビデオ通話機能で画面越しに依頼者と雑談しながらオンラインでも描く。「一時は依頼を断るほどでした」。コロナ禍前と比較して、ネットの依頼は3倍以上に増えたと言う。
子どもの成長記録や家族の記念に、友人や恋人への贈り物に。今、若い世代を中心に似顔絵熱が高まっている。「似顔絵職人」が腕を競うテレビ番組をきっかけに、1990年代後半から注目され始め、SNSやブログのアイコンにイラストやアバターを使う人が増えたことで、似顔絵が身近になった。
そもそも、なぜ人は顔を描いて記録に残そうとするのだろう。「巣ごもり生活」に彩りを添えるはんださんに、軽妙で温かみのある似顔絵の魅力を聞き解こう。