話題を聞き解く|”牛乳”ショック

頑張れ!日本の酪農家。牛飼いを応援する歌手の本気度

※この記事は、公益社団法人浦和法人会の会報第250号(2023年3月31日発行)に掲載されたものです。
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憧れをもって酪農家を応援したい
歌手・大木綾子さん

『応援歌』は牛柄の衣装を着て歌う。大木にとってデビュー以来初めての経験

牛飼いの応援に本気で向き合う歌手がいる――大木綾子。2021年春、デビュー20周年を迎えた。記念ベスト・アルバムに収録した『綾子の夢は夜ひらく』(詞・鮫島琉星、曲・曽根幸明)は23年1月、有線放送大手「USEN」の週間ランキングで、演歌部門第1位に輝いた。

高い支持を集める実力派の大木は、これまでも演歌に限らず幅広いジャンルを歌ってきた。いわば流行歌の歌い手だが、次の新しい歩みを始める大切な1曲に『酪農応援歌』を選んだ。

♪牛が大好きで/牧場が好き/大地の恵みを/いつもありがとう…

「流行歌は時代を映す」と大木は言う。歌は世につれ、世は歌につれ――。流行歌は時代の風潮を受け、世間もまた歌の流行に影響を受ける。作詞作曲は埼玉県深谷市の元酪農家で、厳しい現実に廃業せざるを得なかった苦い経験を持つ。

『酪農応援歌』が映すのは、どんな世の中なのか。大木はこの曲にどんな思いをのせて何を伝えるのか。聞き解こう。